海峡ひとり旅

作詞:赤城 太郎 作曲:市川 龍之介 編曲:市川 龍之介

いつしか日暮れて カモメも見えず
海鳴りばかりが 肌をさす
都のくらしと 思い出捨てて
一人たたずむ さいはて岬
おんなの未練を 責めるよに
雪が 雪が降るふる 海峡ひとり旅

下から上にと 逆巻く風が
私のからだを吹き抜ける
しっかり抱いてて 欲しかったのに
所詮おとこは 移り気カモメ
合い鍵ひとつも 捨てかねて
波に 波に聴いてる 海峡ひとり旅

入り江にぽつんと 灯りがともり
温もりさがして しずんでる
なきがらみたいな 命を抱いて
明日はどこまで さいはて行路
ショールの小雪を 払うたび
なみだ なみだ散る散る 海峡ひとり旅