♪芸魂〜こころ〜

作詞:みつい 禮
作曲:市川 龍之介
編曲:市川 龍之介

ふたり孤児(みなしご) 兄弟子(にいちゃん)に
十六過ぎて 惚れちゃった
育ててくれた 座長(おやかた)に
心配かけちゃいけないと
真一文字にくちびる結び
外手 (そで)で見習う役者道

はやい日暮れの 芝居小屋
夕顔咲いて 客を待つ
くやしいけれど このわたし
おんなの迷い 断ちきって
きょうも場末の舞台のうえで
花になります 役者バカ

ねぐら持たない 旅まわり
千秋楽の 幕が降り
化粧落として 兄弟子(にいちゃん)と
踊れば朝は しらじらと
稽古一番 生きぬくからにゃ
役者だましい 前にだし