♪母娘花(ははこばな)

作詞:京 鈴 作曲:市川 龍之介 編曲:市川 龍之介

手荷物ひとつ 幼子抱いて
雨に隠れて 汽車に乗る
飲んで暴れる 夫(おとこ)から
逃げてきました 母と娘(こ)で
行くあてなんか ないけれど
小さな手のひら 離しはしない

ふらりと降りた 北国湯町
寒さ堪えて 夜化粧
つくり笑いも 板につき
涙隠して 床(とこ)をとる
心で唄う 子守唄
湯船に流す 男の匂い

身体丸めて 親指くわえ
のぞいた寝顔 涙あと
淋しかったね 独り寝は
ごめんごめんね 抱きしめて
いつか春来る きっと来る
母娘(ははこ)で待つは 幸せの花