生まれド田舎 貧乏そだち四男坊主にゃ 居場所はなしよ風がはこんだ 都のようす いいことばかりの うわさだけれどこの眼で見なきゃと あぁ旅支度 右へ行くのも 左へ行くも一天地六の サイの目次第チョイと失敬 野末の柿を いただくお礼は お天道(てんと)さんにみち草より道 あぁきまま旅 旅はみちづれ ふれあう情け人生双六 であいは縁だ背負う苦労を 聴こうじゃないか理由(わけ)あり女の 身の上ばなしふたりに都は あぁまだ遠い