♪にぎりめし

作詞:みつい 禮 作曲:市川 龍之介 編曲:市川 龍之介

お袋が五度目の家出と
聞いたのは
運動会の朝だった
やけにひんやりつゆ草が
おれより先に泣いていた
兄貴が握った にぎりめし
カバンに学校 行ったっけ

だらしない女(ひと)だと
十五歳(じゅうご)の
おれだって
うすうすわかる乱れぶり
それが引き金グレたっけ
くやしさバネに徒競走
なにくそ走った 一等賞
涙がでそうで 空を見た

お昼休みに ひとり食う
亡父(おやじ)にそっくり にぎりめし
まともに生きなきゃ 生きなきゃね
たしかに言ったよ 耳元で・・

まともに生きなきゃ 生きなきゃね
たしかに言ったよ 聞こえたよ・・