作詞:橋永 勇作曲:市川 龍之介編曲:市川 龍之介
遠い昔に 上総の興津おせんと言う名の 孝行むすめ親父(おや)の病を 直さんと崖を登って 磯菊摘んで朝昼夜にと 煎じて飲ます 稀な美貌は 日毎に映えて良からぬ代官 夜伽を迫る無理な話と 断れば爺(じじい)縛って ムシロで巻いて崖から海へと 狂った御沙汰 おせん縄解き 身代わりムシロ知らずに家来が ころがり落とす嘆き悲しむ 村人が建てた石碑に 野の花絶えず今にも伝わる なみだの語り