♪尾張名古屋の風太郎

作詞:詩 織 作曲:市川 龍之介 編曲:市川 龍之介

逢うが別れの 始めとやらは
百も承知の 旅なれど
桜咲く日を 待たずにひとり
何をそんなに 散り急ぐ
せめてひと目と 東海道を
走る涙の 風太郎

尾張名古屋と 演歌の節は
俺の自慢と 胸たたく
意地と度胸は 負けないけれど
人情絡めば もろくなる
そんな演歌爺(おやじ)の残した唄を
忘れまいぞえ 風太郎

返しきれない 恩ある人に
詫びず終いの もどかしさ
空を見上げりゃ まんまる月が
雲の切れ間で 笑ってる
受けた情けに 背かぬように
生きて行くんだ 風太郎