♪酒場の赤とんぼ

作詞:黒澤 あきら 作曲:市川 龍之介 編曲:市川 龍之介

聞いて下さい よもやま話(ばなし)です
あれは二十歳の 頃でした
いのち燃やした 火の恋は
吸殻(タバコ)みたいに 捨てられました
それは私がバカだから バカだからバカだから
男(ひと)を見抜けぬ 恋でした
北へ流れて 夜の酒場の赤とんぼ

聞いて下さい 哀れな話です
恋をしたって いいじゃない
女ですもの 人並みに
夢もみました 花嫁すがた
だけど私は不幸ぐせ 不幸ぐせ不幸ぐせ
夢も儚い恋でした
北へ流れて 夜の酒場の赤とんぼ

聞いて下さい 話の続きです
恋と云う文字 うらやまず
こころの隅に 捨てました
生まれ変わって 流れのままに
今の私はバカじゃない バカじゃないバカじゃない
賢(つよい)い女に なりました
羽根を広げる 夜の酒場の赤とんぼ