夕鶴の恋

作詞:丸山 八留男
作曲:市川 龍之介
編曲:市川 龍之介

北の大地に 黄昏(たそがれ)降りて
碧(あお)い空には 宵の月
細い頸(うなじ)に 翼(つばさ)を拡げ
踊りましょうか 恋の舞
熱い吐息の 声掛けあって
胸は炎(ひ)となる
あぁあぁ 夕鶴の恋

群れにはぐれて 迷わぬように
こころ結んだ 二羽の鶴
長い素足を 傷めたならば
同じ痛みを 分かち合う
赤く尾を引く 入り日の裾(すそ)が
羽根を染めてく
あぁあぁ 夕鶴の恋

鶴は千年 明日へ生きる
契りひとすじ ほどかない
たとえ嵐に 邪魔(じゃま)されようと
いのち燃やして 支え合う
空も大地も はるかな園(その)で
永遠(とわ)に身を焼く
あぁあぁ 夕鶴の恋